Hush-A-Bye
雨の夜に思うこと
遠近の空に雨が降り
冷たい雨が降り
帰路のあなたの頬を濡らす
その手が冷えきる前に
睫毛が凍る前に
あたたかな場所にたどり着きますように
急に降られたなら
雨宿りのその場所が底冷えしませんように
家にたどり着いたなら
あたたかなミルクをあげたい
あたたかな毛布をあげたい
そして
これはあげることができないけれど
せめて しばしのよい夢を
凍えるような空気の中を急いだ
あなたの頰が赤く染まる
その跡はもうないけれど
寝息をたてはじめたら そっと
頬に触れよう
やすらかに 朝まで やすらかに
カーテン越しの日差しが
あなたの目を覚ますまで
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