香りと感触
あれこれ手にすりこんでみたり
香りをまとわせたりするのは
ほかでもない だれかのため あなたのため
ひとりきりの星にいたら
だれがそんなことなどするだろう
あたたかなスープを煮込むのも
ひとはりひとはり 毛糸を編み上げるのも
ほかでもない だれかのため あなたのため
うるおった手でわたしはあなたに触れましょう
なつかしいあの日のように
そしてまだ見ぬ結末の未来のために
あなたは気づくだろうか
わたしがひそませたメッセージに
あなたのやわらかな手に触れて
髪の匂いを感じ
わたしはなにかを思い出す
懐かしい未来を 過去の日々を
心の底が動くとき
笑みがこぼれ 涙がこぼれ
あたらしいストーリーが はじまる
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