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2008年11月

香りと感触

Ca390025

あれこれ手にすりこんでみたり
香りをまとわせたりするのは
ほかでもない だれかのため あなたのため

ひとりきりの星にいたら
だれがそんなことなどするだろう

あたたかなスープを煮込むのも
ひとはりひとはり 毛糸を編み上げるのも
ほかでもない だれかのため あなたのため

うるおった手でわたしはあなたに触れましょう
なつかしいあの日のように
そしてまだ見ぬ結末の未来のために

あなたは気づくだろうか
わたしがひそませたメッセージに

あなたのやわらかな手に触れて
髪の匂いを感じ
わたしはなにかを思い出す
懐かしい未来を 過去の日々を

心の底が動くとき
笑みがこぼれ 涙がこぼれ
あたらしいストーリーが はじまる


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来年の手帳

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ほぼ日のナイロングリーンに カバーオンカバーをかけて
いただいた中国切り絵を クリアテープで補強してはさみ
ペンは先日から使いはじめた オートのニードルポイント

12月にはいったら使いはじめる予定

すこし前に買いました
買った瞬間から
手帳のことを考えなくてよくなる 自由になる

たいてい手帳はいつも鞄にはいっていて
時間つぶしに入ったファーストフードの店の中で
書き留めた約束や貼付けたチケットを
眺めるともなく眺めてみたり
to doリストを書き加えてみたり

3連休明けの昨日は すっかり忘れて出かけて
それでも支障はなにもなかった

手帳とわたしの距離

すこし長過ぎるメール 
多すぎる電話の着信
向かってくるまなざしから
そっと身をかわすように

あなたが必要じゃないわけじゃない ただ
さみしくて心もとない気分になるくらい
ほうっておいてほしい日もあるわけ
ただのわがまま だけど それは 切実な希求

忘れてできた 鞄の中のスペース
うすらさみしい時間
ひとりを実感して 呼吸して
自由というものの 実存を確かめる

それもOK 時に忘れ 時に何度も繰り
過ぎ去ってほとんど開くことはなくても
ここにわたしの一年は留めおかれる
それはさながら
旅先で出会って また別れて行く
テンポラリーな連れのような
緑の手帳

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